本番について
- klavierin
- 2018年3月23日
- 読了時間: 2分

桜がもうすぐ咲くと思ったら、先日は急な寒波と季節外れの雪。めちゃくちゃ寒かったですが、これからから暖かくなるようなので、このまま春になるはず・・・! 今日は本番について書いてみたいと思います。…と言っても、私自身極度のあがり症なので、そんなに偉そうなことは書けませんが、実践していることを書いていこうと思います。 子供のころは本番のどんな状況であろうと、100発100中うまくいくというラッキーに恵まれてました。しかし日本の音大在学中に一度頭が真っ白になり、2小節ほど忘れてしまいました。そのときはその部分をすっ飛ばし、あとはそのまま最後まで行ってなんとか終わらせたのですが、以来、自分で何を弾いてるのかわからない、頭が真っ白で指だけどんどん動く状態を続けてきました。 そんなこんなが続きながらも、音楽の勉強を続けていきたいと思ってはいたので、オーストリアへ留学しました。 日本にいた頃(とくに音大時代)は、ミスをしないことと指を動かすことばかり考えていました。(試験のときはミスしたらその都度、先生たちが紙に書くペンの音が一斉にカリカリカリ・・・聞こえてきましたし…。)しかしそこの学生たちはミスしまくり、弾き直しもあり(全員ではありませんが)。ただそこには自分の音楽がありました。 私のことを知ってる先生は、常に「Musik genießen!(音楽を楽しんで!)」とおっしゃっていました。「人間だし機械ではないのだから、忘れたり間違えてることもある。ただ音楽することだけは忘れちゃいけない。」 この考えは今でも本番前に思い出すようにしています。常に本番は恐いですが、昔よりは軽減されました。 またの機会に続きを書きたいと思います。
Commenti