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執筆者の写真klavierin

音符の読み方の秘訣

生徒さんたちが、自分で楽譜を読んで弾くことに慣れて、出来ることが増えて嬉しく思います。

よくお問い合わせや体験レッスンで、音符が読めるようになりたい(またはなってほしい)と言われますが、それについて書きたいと思います。

音符が読める=これはドの音、レの音…とわかることでしょうか?

もちろん、それも大切です。

でも、それだけでは足りないのです。

例えばこの楽譜。

一段目はドレミ、レミファです。しかし、いちいち、ド…次はレ…次は………と一つ一つ読んでいては大変です。たしかに音符は合ってますが。


では効率よく読めるようになるには、どうしたらいいのでしょうか?

それぞれの音符の向きで読むのです。このように↓

最初の三つは上、最後だけ下に向かってます。



もうひとつ大切なのが、隣り合った音なのか、どのくらい飛んでるを見ること。例えばこの場合は、それぞれ一つ飛びに上に向かってます。(最後は下向き)

これを見極めながら弾いてくのが大切なのです。



これを、文字を読むときに置きかえると、

「ド」の音、「レ」の音…と認識するのは、「こんにちは」の「こ」、「ん」……がわかること。

でも文字一つ一つがわかっても、組み合わせて読まないと意味不明ですね。

音符の向きや次の音との幅を見分けることは、「こんにちは」が瞬時にわかることになります。



外国の入門の教本で、音符の向きや幅を重視して、始めにそこから教えるやり方があります。

それが、こんな楽譜↓


「五線譜じゃない、なんじゃこりゃーっ!Σ( ̄□ ̄;)」と思われるかもしれませんが、指番号だけ表記して、それらを最初に習得するのです。


必要に応じてですが、入門のお子さんに、こんな楽譜から指導するときもあります。

この楽譜、ピアノを習ってた親御さんには馴染みがないので、あまりよく思われないこともあります。でも、このような指導法があることも知っていただきたいです。



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